「どうする家康」有森架純が演じる瀬名（築山殿)はどんな人？家康に殺されるって本当？

2023年NHK大河ドラマ「どうする家康」が盛り上がっていますね！

その中で家康とラブラブな様子を見せている妻の瀬名（後の正室・築山殿）のやりとりがほほえましく可愛いですね。家康も桶狭間の戦いに巻き込まれつつも、妻のいる駿府に帰ろうと部下と喧嘩をしたりしています。

しかし、史実では家康の妻・瀬名（築山殿）は夫の徳川家康に殺されたと言われています。それは本当なのでしょうか？
瀬名（築山殿）はどのような人だったのでしょうか？まとめてみました！

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「どうする家康」で有森架純が演じる瀬名は家康に殺されるって本当？
五徳が父・信長にチクって徳川家は大ピンチに！
1. どうする家康？信長との同盟か、妻子の命か？
2. その後の五徳はどうなったか？
「どうする家康」有森架純が演じる瀬名（築山殿）はどんな人？家康に殺されるって本当？
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「どうする家康」で有森架純が演じる瀬名は家康に殺されるって本当？

諸説ありますが、1579年徳川家康の正室・築山殿（瀬名）は結果的には徳川家康の命により殺害されています。

どうしてそんなことになってしまったのか、まとめてみました。

家康との仲が冷え切った理由

家康の正室・築山殿（瀬名）は今川義元の部下の子供でした。
1562年家康が信長と同盟を組んだことに怒った築山殿（瀬名）の両親は、今川の配下として自害するはめになってしまいました。
なぜ、両親を助けてくれなかったのか、と瀬名は怒ったのかもしれません。

この前に、家康は駿府から築山殿を岡崎城に呼び寄せ一緒に生活を始めますが、この事件をきっかけに築山殿は岡崎城近くのお寺に住まいをうつしています。
また家康が浜松城に移った際も、ついて行かずに岡崎に残っています。
この後、家康が築山殿にあてた書状の様子からも関係修復を試みていることがわかります。

長男と嫁の不仲

1567年、政略結婚という形で、わずか8歳の長男信康に信長の長女・五徳（徳姫）が嫁いできます。
1577年頃から五徳（徳姫）は2人の女の子を出産しますが、夫婦は男子に恵まれませんでした。

また信康も非常の素行が悪い人間だったと記録にあり、男子が生まれなかったこともあり信康と五徳（徳姫）も不仲となっていきます。
男子を産まない姫はこの時代は実家に送り返されるのが通常でしたが、さすが信長の娘の五徳（徳姫）はこのあと驚くべき行動にでるのです。

長男の嫁・五徳との不仲

家康ほどの武将の家系の長男に男子が生まれないとなると、親としては心配だったのでしょう。
男子も生まれない長男夫婦を心配しすぎたのか(？)様々な所から側室を迎えています。その中には、位の低い姫もいたことから、それが五徳（徳姫）のプライドを刺激したという説もあります。

こうして築山殿と五徳の関係も悪化していきます。

今でもあるような嫁姑の関係になっていたのかもしれません。

長男・信康の素行の悪さ

家康の長男である信康は、今でいうところの素行の悪い「ボンボン」のような人間だったようです。
城下で罪のない人や僧侶を殺したりなど、日ごろから気性が荒く周りを振り回していたようです。

この素行の悪さは信長の耳にも届き、家康は「信頼をとりもどす行動をとれ」と言われてしまいます。
家康は自身と家臣たち領民たちを守るためにある行動にでることになります。

築山殿の浮気疑惑

減敬という外国人医師（武田軍のスパイだった説もある）と浮気している、または武田軍へ情報をリークしているという疑惑も同時にかかります。
しかし、この件は五徳の造り話ではないという説が濃厚です。

五徳が父・信長にチクって徳川家は大ピンチに！

1579年、五徳(徳姫）は父の織田信長へ12条に渡る長い手紙を送ります。その内容は夫・信康と姑・築山殿の素行を暴露するものでした。

男子を産めずに立場が悪くなっていた五徳(徳姫）が、徳川家を追い出される前に反撃にでたとも読み取れます。

信長は特に信康の素行について問題視し、家康を呼び出して「信頼と取り戻る行動をとるように」と、長男・信康を切腹させるように命令されます。

築山殿に対する処遇について信長が命令した記録はないようですが、信康の母であり岡崎城の混乱を招いた築山殿にも処罰が必要と判断されたのでしょう。

どうする家康？信長との同盟か、妻子の命か？

結果、家康は信長との同盟を優先させ、築山殿を1579年8月に二俣城への移送中に殺害。素行の悪く家臣団との関係も悪化していた信康は1579年9月に二俣城にて切腹させられました。

本能寺の変が起こる3年前のことでした。

その後の五徳はどうなったか？

夫・信康が自害となった後、五徳（徳姫）は家康に見送られて安土城へ移ったとされています。（2人の娘は家康の元へおいていった）

本能寺の変の後、五徳（徳姫）は豊臣秀吉の監視下におかれ京都に居住。

秀吉亡き後の関ケ原の戦いの後は、家康の四男・松平忠吉の監視下におかれ京都に住まい、そこで人生を終えています。享年76歳と言われ、当時にしては長生きだったことがわかりますね。